子供が性被害(性暴力)に遭ってしまったときの対処法「トラウマ」とどう向き合う?

性教育
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内閣府男女共同参画局は2023年6月に
16〜24歳のうち、4人に1人以上(26.4%)が性被害に遭っているという驚きのデータを発表しました。
若年層(16〜24歳)のうち、4人に1人以上(26.4%)が何らかの性暴力被害に遭っている。
若年層の12.4%(女性15.0%、男性5.1%)は、身体接触を伴う被害に、
若年層の4.1%(女性4.7%、男性2.1%)は、性交を伴う被害に遭っている。
引用:こども・若者の性被害に関する状況等について(内閣府男女共同参画局)
性被害に遭った子は、その出来事を何度も思い出し、不安や緊張が続く状態になってしまったり、
反対に、辛い出来事なので思い出せないように封印することで心を保つなどPTSD(心的外傷後ストレス障害)になりやすいといわれています。
また、その出来事を知った親も、同じようにPTSDを発症する可能性が高くなります。


性被害に遭わないことが1番ですが、それでも遭ってしまったらどうすればいいのか…
大人になって、子供の頃に性被害に遭っていたことを思い出しトラウマになってしまった…
パートナーにも、誰にも言えず苦しい…

あなたが悪いわけではないのに、その出来事を隠し苦しんでいる人もいます。
今回は、人によっては嫌な経験を思い出すきっかけになり辛い記事になるかもしれせんが、少しでも性被害者のサポートと、性被害が増えないことを祈り書いていきます。

性被害(性暴力)はどこからか?触れなくても盗撮もNO!

性暴力ときくと、触れられる、行為に至るというイメージがあるかもしれませんが
いやらしいことを言われる、盗撮をされるなど下記のような触れない性暴力も該当します。
  • 男の子が上半身裸の水着姿を隠し撮りされていた
  • 知らないおじさんが「これ何か知っている?」と男性器を見せてきた
  • トイレを覗かれた
そういえば自分が子供の頃に似たような経験あったな…
それを思い出すと、気持ち悪い、怒りが込み上げるという方もいるのではないでしょうか。

トイレのお世話をしてくることと、いかがわしい目的でお世話されること、
優しく撫でられることと、体をいやらしく撫でられることの違いを子供はわかるのか?
どれが「愛情・親切」でどれが「性暴力」なのか、子供は性の知識が大人ほどなく判断ができません。

性教育を受けていないと、性の知識がないので自分が性暴力に遭っていることに気付けません。
性教育を受けることで、自分の体と心を大切にすること・守ること・イタズラされないことを学ぶことができ、子供を性被害から守ることにつながります。

性被害(性暴力)は女の子だけじゃなく男の子も対象!

日本でもジャニー喜多川による性加害問題で、男の子が性被害に遭っていると公になりましたよね。

セクハラを受けたときくと、被害者は女性で、加害者は男性と思ってしまうように
男性は性被に遭わないという思い込みが世間にはありました。

実際に、刑法でも強姦罪の被害者は女性のみで、男性は被害に遭っても強姦剤は成立しなかったわけです。
それが1907年(明治40年)から110年ぶりの2017年にようやく男女どちらも該当に変わりました。

それでもまだ、男性側の性被害は軽視されていると感じることがあります。
例えば、女性側が「⚪︎⚪︎さん(男性)から夜のお誘いを受けた!」と言ったら
「セクハラじゃん!」と問題になるところ
男性側が「A子ちゃんから夜のお誘いを受けた!」とセクハラと感じたとしても
周りの男性は「羨ましい!」となってしまうのです。

男性が女性に性暴力だけでなく
女性が男性に、男性が男性にということもあり、男性だって嫌と感じているのです。

性被害(性暴力)は大人からだけじゃなく子供からのケースも!

子供の性被害で意外に多いのが、大人から子供へだけでなく、子供から子供にというもの。

私の娘が5歳の頃に、全裸でお着替え中に、偶然大人が入ってきてしまうことがあったのですが「早く隠して!」と必死だったことがありました。
また、その時期に「裸見られるのママ以外は嫌なの!ママだってそうでしょ?」と言われ、性教育を学んでいる立場でも、つい子供だから!という気持ちがあることに気付かされたのです。

子供同士のことなんだから可愛いじゃん!と思いかもしれませんが、自分がやれたらどうかで考えてみます。
同年代の人から、パンツに手を入れられる、トイレを覗かれる…
子供も同じように嫌な気持ちがあります。

性被害(性暴力)に遭ったらどうする?

性的なことを子供が尋ねるたび「汚いから言っちゃダメ!」「恥ずかしいからそんなこと言わないの!」ということを伝えてしまうと、性被害に遭っても
「恥ずかしいから知られたくない」
「汚いことしたと思われたくない」
「怒られるんだろうな」と感じ、打ち明けられなくなってしまいます。

打ち明けられず、大人になってもトラウマを抱えている場合もあれば
自分が悪いんだと自分を責めてしまい、自殺をしてしまうこともあります。

そのため、普段から性的なことも含めて話しやすい関係作りは大切です。
ショッキングな内容でも「話してくれてありがとう」と伝え、話をきいてあげることで、そこで防止ができ、被害を最小に抑えられますよね。

性被害者になったときに注意すべき行動

親が子供の性被害に遭ったことを告白された場合、頭が真っ白になると思います。
もちろん冷静になんて話をきくことは難しいでしょう。

それでも、性被害者である子供を守るために注意すべき行動があります。
【誘導尋問】しないことです。
「こういうことはされた?」など、ヒントや予想を与えてしまうと、幼い子供の記憶がごっちゃになってしまい、正しい状態を把握できなくなってしまいます。
幼い子供の記憶は特に曖昧で、親が言った誘導尋問が上書きされてしまうのです。

性被害者になったときに頼れる専門家

子供の性被害の対処など、混乱している中で自分で行うのは無理がありますよね。
誘導尋問しないと言っても、それは冷静でないとできないことです。
また、全部を知ることで親が辛くて耐えられないということもあります。
そのために、頼りにできる専門家に頼ること、連絡先を知っていることは大切です。
  • 110番:警察
  • #8103:性犯罪被害電話相談
    (最寄りの警察の性犯罪被害相談窓口につながります)
  • #8891:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
    証拠採取・医療的心理的支援・法律相談などのサポートが受けられます)
  • #189:自動相談所虐待ダイヤル
    親や兄弟や親戚からの暴力の相談ができます)
  • SNS&メール相談:CureTime
    電話で話すのは怖い!でも誰かに相談したい時に文字で相談ができます)
  • 匿名で相談:匿名通報ダイヤル
    友達が被害に遭っているなどの情報を匿名で受け付けできます)

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